2007/9
2007-09-30


ジャコを混ぜ込み醤油で味をつけたご飯にすだちを搾っただけ。
ちょっとキュウリのスライスも入れてみた。
サッパリして最高に美味し。
他に焼き厚揚げ、赤魚の粕漬け。

酒はエビスビールを1リットル。
その後、酒棚から昔買ったビーフィーターを探し出し、ライムの代わりにすだちを使ったギムレット。
ちょうど今、チャンドラーの「ロング・グッドバイ」を読んでいるのでフィリップ・マーロウになったつもりで飲んでみる。
氷が水道水を凍らせた奴だってのがアレだけど。

   

   





07/9/28 (金)  すだち

良く晴れた金曜日。
東京はおそらく最後の残暑。 なんと最高気温は32度だ。
それでも自宅前のイチョウの街路樹ではギンナンが膨らみはじめている。
残暑が長引いたぶん、一気に秋が加速する。

朝、M宅。
中学3年のMの息子を高校見学へ連れて行く。
この子がもう中学3年だなんて。 ついこの前、娘の高校を決めるために奔走したと言う気がする。
子供の成長は早い。
たとえ人の子でも。

娘や下の子と違い、父親にベッタリのこの子は僕を避けていると思っていたのだけれど、何かの拍子に普通に会話をしてきたり。
僕を避けているのか、距離を置いていいるのか、それとも何とも思っていないのか。
まあ、中学3年生の子供なんてそんなものだろう。
まして僕は、母親の彼氏と言う難しい立場なのだから。

肝心の高校は、まだ本人が余り興味を示さずこちらばかり熱心になって空振り感を感じつつ半日を終える。
部活で野球ばかりしてきたこの子は、勉強に興味を示してくれない。
今からの数ヶ月、どれだけ追い込めるかが勝負だ。
まずは本人にそれを自覚させなければ。




   

午後、畑に秋大根の種を蒔く。
久しぶりに畑仕事で汗を流す事が嬉しい。
60cm幅の畝を立て、30cm間隔に5点蒔きで種を埋めていく。
発芽まで1週間。

夏の去ったこの時期の畑には、祭りのあとの様な寂しさがある。
盛夏の頃のような人出はない。
枯れたカボチャのツル。
忘れられた小さなスイカ。
トマトもナスも収穫を終え、境界に植えられた向日葵の花も今は無い。
高い空に筋雲が流れ、山から下りてきた茜トンボの群れが舞う。

他の畑を見回り、Mとムカゴを拾い、草をむしる。
今年一杯で権利を失う畑。 この場所を彼女とあと何回歩けるだろう。

畑から車で1時間ほどの日帰り温泉で汗を流し、休憩室の畳の上にMと転がり暫く昼寝。
気がつけば外はもうコントラストの強い夕映え。
コウモリがハタハタと舞う空を見上げながら、それぞれの家に帰った。



夜、遠方のネット友達より大量の「すだち」が届く。
数個を割り、果汁を氷水で割って飲んだ。
すだちとはこれほど香り高く、瑞々しいものだったと言う事を今まで知らなかった。
さあ、これから暫くの間、このすだちを楽しめるぞ。
ポン酢を作り、焼酎のすだち割りを呑み、茹でたてのうどんに搾り、秋刀魚を焼くんだ。
素敵な贈り物、ありがとうございました。
この柑橘の実がなる僕の知らない土地を想像しながら、大切に戴きます。

明日は寒冷前線の影響で天気は下り坂。
今日よりも10度も気温の低い日になるという。
この夏、精一杯陽射しを浴び、悔いは無い。
それでも、これから来る寒く暗い季節を前に、もうすこしだけ明るい太陽の下にいたい。
雨は好きだけれど、秋の雨だけは少し苦手だ。



07/9/26 (水)  土地のことで悩む

晴れ時々曇り。
自転車で出勤。


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