07/9/30 (日) 雨
とうとうと季節は往き、一足飛びに晩秋の気配。
朝起きたときの気温は16度。
9月最後の日、低い雲から銀の雨が落ちる。
7時に起きて空を眺め、犬と遊び、床にワックスを掛ける。
空気清浄機のフィルター掃除、本棚と工具箱の整理、温室の雨漏り修理。
カーポートの屋根の下でスクーターの整備、チョロQ号の電装いじり。
ACCからコードを引っ張ってきてラゲッジにシガープラグを増設。
車内でACが使えるようにインバータを設置する。
これで出先でも携帯やデジカメを充電できるだろう。
ファルコン号のイリジウムプラグを交換しようと苦闘するも断念。
あのプラグを外すには専用工具が必要だ。
昼、雨の中傘をさし大根、カブ、ホウレンソウの種を蒔く。
自宅に作ったママゴトのような畑スペースだけれど、まさかの小作人生危機に俄然重要度を増している。
もし春になっても新しい畑を手に入れられなければ、自宅の畑を拡張せざるを得ないだろう。
でもそれには柿の木を切り、金木犀の木を切らなければならない。
昼食に太いウドンを茹で、湯切りした麺にカツオブシ、醤油、スダチを掛け熱いうち一気呵成にかきこんだ。
昔、讃岐をドライブ旅行した時に教わった食べ方。
美味し。
あの時、四国を共に廻った人は、今2児の母らしい。
どこかで今も、こんなウドンの食べ方しているだろうか。
あの時あの民宿で、目の前で打たれたウドンにスダチを搾りその美味さに狂喜していたっけ。
元気で居てくれると良いな。
どこかで再会したら、あの頃のように話が出来るだろうか。
昼食後、例の分譲地の担当者に断わりの電話をする。
受話器を持つ手に汗をかき、その時ようやくどれほどあの土地が欲しかったかを悟る。
でも、宅地にもならず農地にもならないあの土地を、借金して買う事がどうしても出来なかった。
あの60坪があれば、念願の野菜自給自足も出来たろうに、でも今の僕にはその代償の700万円は余りにも大きい。
午後、何だか家に居たくなくてチョロQで家を出た。
埼玉、荒川あたり。
どこかに耕作放棄されている畑は無いだろうか。
僕に畑を貸してくれる農家は無いだろうか。
でも、大粒の雨降る日曜の午後、畑の間の細い農道は歩く人すらいず、灰色の雲が広がるばかりだ。
夕方、いつもの地酒屋。
試飲などしながら長居する。
買った酒は、石川・御祖(みおや)酒造 「遊穂 山おろし純米 生詰原酒」
今年3月に搾り、一夏寝かせ熟成させたもの。
山おろしとは蒸し米をすりおろし乳酸菌を作用しやすくする昔ながらの製法。
非常に酸味濃くうまくち濃醇。
山廃のようなカビ臭さも無く、どんな濃い味の料理にも負けない酒。
酒の肴には牛スジ肉をジャガイモ、キャベツと煮込みコンソメ味で食べた。
他に焼き油揚げ、谷中ショウガ、焼き海苔。
窓を開けていると冷たい空気が流れ込む。
今年もまた、燗酒の美味い季節がやってきた。
明日も前線の影響で雨。
最高気温は20度の予報。
暗く寒い、そして忙しい月初めがやって来る。
07/9/29 (土) 夕飯記録
秋。
昨日よりも10度低い気温に体が付いていかない。
いや、付いていかないのは体ではなく心か。
呆れるほどのトラブルが重なり困憊して職場から帰宅。
もう色々な事が面倒くさくなり、今夜は早々に酔うことにする。
夕飯は「すだちご飯」
セコメントをする