夜明けが早くなってきた
2017-02-13


東京の日の出は6時30分。
透き通るように蒼い月が西に傾いている。
もう朝の散歩でゆっくりと星を見る時間は無くなった。
歩いているうちに明るくなってしまうから。
夜明け前、犬といつものベンチに座り星を見るのが好きだった。
今はもう、明けの空に消えてゆく星を見送りながら歩く。

いつもの温かな缶コーヒーを買い帰宅。
もう数ヶ月もすればそれも冷たいコーヒーに替わるだろう。
散歩コースはいつも同じだ。
犬は同じ道を点検し、異常が無いことを確かめながら歩くのが好きなのだ。

仕事は特記事項なし。
勤務中、着信が2本。
一本はMからで、Mのお母様の手術が無事に終わったことを知らせるもの。
腰痛を改善するためのOPだけれど、これから長いリハビリが始まるのだ。
もう一本は、所有する賃貸物件の塗り替え見積もり。
屋根とベランダ防水も含め360万円。
予想よりずっと高かったことにガックリと膝を折る。

夜、小学校の同窓会開催のお知らせに、躊躇しながら欠席と書く。
ずっとこのメールの返信を保留していた。
会いたい奴も居るし、昔好きだった子も来るらしい。
参加すればきっと楽しいだろう。
それは解っているのに、気持ちがそれに向かない。
自分でも、欠席する理由を挙げることができない。
ただなぜか今、昔馴染みと騒ぎたい気持ちにならないんだ。




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