富士を見に行く
2014-12-18


早朝、Mと散歩をした。
7時の気温はマイナス1度。
この辺りからも小さく富士山を望める場所があって、それを震えながら眺める。
今、あの山頂はどんな様相なんだろう、など話しながらセブンイレブンのコーヒーを飲んだ。
帰宅後、パンとキャンベルのコーンスープ、卵と紅茶で朝食。
Webで気象庁のデータを見て、今の富士山頂がマイナス27度だと言う事を知る。
富士山はいつ見ても良いけれど、やはり冬のそれが好きだ。
雪を被った厳しく神々しい姿を間近に見たくなった。

甲州街道から八王子バイパスを経て、413号線に出る。
津久井湖を過ぎて暫くゆけば、それは道志道と呼ばれる気持ちの良い道になる。
バイク時代から何度走ったか解らない大好きな道。
道の駅でいつも通りに刺身コンニャクを買った。
ここの刺身コンニャクは絶品で、母の好物でもあったんだ。

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山中湖が近くなると、富士が良く見える。
驚くほど大きく雄大で、何度も何度も歓声を上げる。
こんな山が身近に見られるこの辺の人たちの暮らしを羨ましく思う。
きっと飽きずにいつも眺めているだろう。

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730号に出て三国峠を目指す。
車外温度はマイナス3度。 道はツルツルのアイスバーン。
カーブの先でスリップした軽トラが路肩に乗り上げているのを見て一気に緊張する。
こんな道をBMWのオフバイクが凄いスピードで抜けていくのを目を丸くして見た。

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三国峠。
ああ、装備を持って来ていたら、ここから鉄砲木ノ頭辺りまで歩いたのに。
今年は一度も山歩きをしていない。
母の件の事後処理が終わったらもう初冬で、仕方は無かったけれど。
凍りついた登山道を踏み締めて歩いたらきっと気持ちが良かっただろう。

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あの辺がマイナス27度か。 望遠レンズ越しに見たらゾクゾクした。

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心底冷えて、湖畔まで下り名物のホウトウで温まる。
この辺の有名店では僕は「不動」が好きだけれど、Mはここ「小作」が良いらしい。
カボチャホウトウとキノコホウトウを貰って半分ずつ食べた。
猫舌の僕は、ぐつぐつ煮えたこれで口の中を火傷する。
それもいつものこと。

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西湖までやって来た。
まだ15時だけれど、光りはもう夕方のそれ。
夏の間は賑わうここも、今は僕らの他には誰も居ない。
湖水が吹き飛ぶほどの北風と、枯れた葦原。

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西湖の向こうに見る富士。
見慣れた富士とは見る角度が違うからか、なんだか荒々しく見える。
これもまた良し。

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でも、富士と言えばやっぱりこれだ。
川口湖畔から見る、裾野を広げた美しい姿。
時計は16時。
御坂で峠越えをし笛吹へ下り、中央道で一気に帰ろう。

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