秩父散歩
2017-09-07



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9月7日、「白露」
気温が下がりはじめ、草花に露が宿る頃。
夏の間しまい込んでいたオープンカーを出して、そんな白露の秩父を散歩した。
僕はこの地で札所巡りをした事も有るし、Mは奥秩父の山々が好きだ。
だから二人のどちらかが秩父へ行こうと言えば、嫌は無い。

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気温21度。
霧が時折小雨になるような日。
深呼吸すると肺の奥にまで優しい冷気を吸う事が出来そうな気がする。
雨と稲と土の匂い。
霧に隠れて見えない武甲山が、その石灰の山を削る発破の音で存在を知らせる。

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昔住んでいた家の花壇で、祖母が毎年コスモスを咲かせていたっけ。
僕はなぜかコスモスの葉を千切った時の匂いが好きで、
祖母に隠れていつもそれをしていた。
繊細な葉と花が風に揺れて、見ていてこれほど安らぐ花はない。
外来種なのに、日本の風景に良く似合うのだ。

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彼岸花はたくさんの別名を持つ。
曼殊沙華以外にも、地獄花、狐花、毒花、死人花、捨子花。
どこか怪しい雰囲気や有毒で有る事から、そんな名がついたらしい。
また、花が咲き終わってから葉が出ることから、「葉見ず花見ず」とも言われる。
葉も花も互いを見られないなんて少し寂しい気もするけれど、素敵な名だ。

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そしてアキアカネ。
ずっと見ていても飽きることが無い。
好きだなー 赤トンボ。
この後しばらく追いかけていて、Mに呆れられた。

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でも里山散歩だけで満足するはずもなく、名物の豚みそ丼を食らい、
酒蔵に行き2升の酒を買い、物産館で漬物と大量の葡萄を買う。
秩父は食べ物も美味いのだ。

今度は秋蕎麦の時期にまた行こう。
畑で育つ蕎麦も見て来たし、たしか11月には新蕎麦祭りが有ったはずだ。





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